真夜中のLINE通知
昨夜の僕は憂鬱な天気といつにも増して感じる孤独感にやられて、押しつぶされそうなやるべきことに全く手をつける気にならないどうしようもない気持ちでスマホを横に放ってベッドでウトウトしていた。
時々、スマホの代わり映えないタイムラインを眺めた。
しょうもない気分を一眠りして消して仕事に向かおうと毛布を被り灯りを消した。
暗闇にLINE通知が灯った。
0時をまわってLINEをよこす友人もいなくはないけど珍しいことだし、
その珍しいことは前日にもあったので、余計珍しく感じた。
そして、妙な期待も感じた。
バカな僕は何も変わらずずっと待っていたんだから。
そう、だから意外な時間のLINEは彼女じゃないかって、そんな期待と、同時にそれが優しくない言葉ならどうしよう?なんて、LINEを受け取る度に妄想狂みたいな期待と不安を抱えて確認していた。
その時ばかりはその待ちわびたLINEだった。
家ー?
簡単な一言の質問に、
うん
と返した。
でておいでよー
僕は用意する時間もかかるし仕事のこと、そしてその出て行った先に誰かいるのか?色々不安に感じ、
やめとく、
とだけ返信した。
了解
とだけかえってきた。
意図が見えず考えても堂々巡りなことがわかっていたから、そのまま目を瞑った。
眠って明け方目が覚めてすぐ開いたスマホに、仕事慣れた?
会って話したかった
など幾つかの言葉があった。
自分でもどう振る舞ったらいいかわからん
と書いてあった。
僕もだ。
ただ余計なことやイヤなことを考えないで楽しく遊んだり話たりして笑っていたら僕にとってこんなに楽しくて可愛らしい女の子は他にいないんだ。
そんなふうでずっといたいなあと思ったらそれは恋愛感情みたくなっていった。
というか当たり前じゃん、顔も好きだし、お胸は大きいし、なんだかんだで優しいし、賢いし、一緒にいたら好きになるじゃん。異性だもん。恋愛だよ、バリバリ全開でさ。
だけどそれは色々ダメだったり、違ったり、うん、だからいい距離感でいたいと思ってるんだ、今は。ただそれだけ。
ウザくてゴメン
うざくないです
僕もほんとは会って話したいよ
って返した。
何やってんだかわからないだろ?
要は好きなんだよ。ずっと。愛しいの、可愛いって思っちゃうし、あの子といたら楽しいのにあの子が行くところに行くのをやめたら大きな何かがなくなったみたいだし、届かないところで書きつづけるラブレターみたく何度も言うけど、
大好き。二日で消えるわけないじゃん。ずっと好きだわ。多分何にも連絡も来ずに放っておかれてもあと三カ月は君のこと考えてるくらい。
お願いだから、友達に戻ろうよ。笑顔になるよう楽しいおしゃべりするから。